シャーリングの整備数は年間数十台程度ですが長年整備を続けていると通例では考えられないような損耗・故障個所にめぐり合う事もあります

 

右は軸受部の部品で、砲金ブッシュに摩耗が見られたためブッシュを取り外したボスと呼ばれる部品です。砲金ブッシュ除去後にボス内径を清掃・微調整時に髪の毛1本程度の線が入っていることに気づきクラックチェックする事に。

 

外観上はブッシュの摩耗以外これと言った損耗は無さそうだったのに

 

 

 

 


 

 

 

 

ボスの厚み半分程度まで、はっきりとクラックが浮かび上がりました。

 

稀にこのような症例にめぐり合う事も。

 

このボスは再利用出来ないため、ボスも作成してこちら側の軸受けは、新品ASSYでの交換となります。

 

 

 


 

次はコンロッド部のヘンシンバンブッシュの摩耗変形です。

 

通常、受入検査でコンロッドのヘンシンバンブッシュとヘンシンバンとの隙間にシクネスゲージ0.20超が入るとドライブの修理時期と判定しています。

 

右の画像は受入検査時に隙間測定で1mm近くの隙間が出来ていた機体の

コンロッドから取り外したヘンシンバンブッシュです。

 

2時くらいの方向に楕円に変形していることが肉眼で確認できます。

 

アマダ社への報告時に説明がしやすいように90度ごとに1~4の番号を

振り分けましt。

 

 


 

←ブッシュ全景の左側で4と振り分けた個所

 

 ブッシュ全景の右側で2と振り分けた個所→

 

両個所で厚みがだいぶ違います。

 

今回の損耗のは、経年劣化によりコンロッド内でブッシュが90度ほど回転してしまったため、給油が行き届かず偏摩耗が発生。

 

 


 

 

 

2番の方向へばかり摩耗が進み、内径の1/3(120度)ほどのエリアを損耗していました。

 

砲金ブッシュを作成して、給油が出来る所定の位置に組み直します。

 

 

ヘンシンバンにも摺動傷が出来ている場合があります。

この場合はヘンシンバンも交換

 

さらにコンロッドにまで変形が見られたら、コンロッドASSYでの交換が必要となります。

 


 

 

 

 

究極に酷い損耗機では右の画像のように駆動軸(ドライブシャフト)が軸受の砲金ブッシュだけでなくボスまで損耗させた機体も。。。

 

この機体では左右軸受ASSYはもちろん、左右コンロッドASSY、ヘンシンバン、駆動軸、リストピン、カム、ピニオンジク他諸々と駆動部全体の

オーバーホールが必要となります。

 

最悪のケースは駆動軸の交換まで必要となります。

 

 


㈱大阪プレスサービスでは、アマダ製板金機械の中古機械 買取、販売、修理、整備、仕様変更、オプション取付など様々な作業を行っています。

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