昨年、インターネット販売されていた中古機RG-80をご購入されご使用のユーザー様から、修理してくれることろが無いとの事でご相談を頂戴しました。
ヒアリングすると購入後、薄物ばかり曲げており使用出来ていたものの厚物を曲げようとしたら15~20Ton程度しか曲がらず、ご自身でカットオフバルブのノブや圧力調整ノブを回してみたが昇圧しないとの事
日程調整し訪問。
まずはシリンダー油漏れの有無、上下テーブル間平行度と全圧能力を確認するためカバーを取り外し。
各シリンダーに油漏れが無いことを確認。
特にひどい油漏れもなく、吊りボルトも位置・テンション共に良好
メインシリンダー、サブシリンダー共に油漏れが無いことを確認。
ご自身で様々な個所をご確認されて以降、ペダルを踏んでいないのに勝手にテーブルが上がるとのお話もあったため、電源を入れると確かにテーブルが上がります。
こちらはペダルロックが半掛かりになっていただけでロックを解除。
カットオフバルブや圧力調整ノブを回されたとの事なので、適正位置に戻し、圧力調整ノブは80Ton調整ロック機構も確認し全圧加圧準備。
念のため、背部カバーを取り外して内部を確認。
ペダルのスプリング機構やディストリビューター操作管などの部位も事前に確認。
テーブル平行度は概ね良好のため、金型で全圧確認をしようとテーブルを上げると速度切り替え位置でガタガタとチャタリング様の振動発生。
速度切り替えに関してはあとで確認することとして、速度切り替えなしでスローベンドのまま金型位置まで上昇させてみるとご使用の金型が左右で2mm高さ違いを確認。
おそらく前ユーザー様で研磨金型と通常高さの金型が混在し、ご存じなく配置されたと思われます。金型ストックより通常高さの金型をご準備いただき、左右ともに65mmに交換し全圧確認。
30Ton近くまで昇圧するもののすぐに15~20Tonに低下を確認。
背部に回り、ポンプ、モーターを確認。
音から経年劣化は感じられるものの、異常な異音や異臭は無い様子。
速度切り替えの振動も気になるため、速度切り替えに関する箇所を各部確認。
速度切り替えバルブが不良だと電源が落ちることもありますが、電源は正常で切り替えもしようとはしており振動が発生するのみ。
同じ金型ばかり使用して、ハンドルネジ部の摩耗も疑い、ハンドル機構部を確認。
送りねじには特にひどい摩耗もなくハンドルのエンドロック機構も生産時のマーカー位置の様子。
タンク内の作動油の流量や切り替わりを確認しようと背部に回ったところ、オイルレベルゲージで油量が確認できないほどの低下を確認。
おそらく油量が稼働ギリギリで速度切り替え位置での切り替え動作に影響し振動が発生している可能性もあるため。
まずは作動油を補充していただく事に。
昇圧確認も作動油補充後に再訪問とし実機確認作業終了。
タイミングが悪く、アメリカとイランの戦争のために4月中旬から作動油のデリバリーが停止しているためアマダ社からは購入できず、弊社がお取引するアマダOBの方から作動油の供給を受けて、ユーザー様に補充いただく事に。
おかしいなと感じたら早めの修理を。
最近では様々な部品の入手に時間が掛かり、機械が停止して修理まで半年~1年以上かかるケースも増加中です。
年々部品価格も上昇傾向にあり早めの修理をお勧めします。
弊社ではこのように生産終了機や整備終了機も含めて、出来る限り修理対応に努めています。
アマダ社既納入機に関しては、直接対応はできませんが、弊社が平素お世話になる修理部門へのナビゲートは可能ですので、ご相談ください。
㈱大阪プレスサービスでは、アマダ製板金機械の整備機販売、修理、オーバーホール、機械買取などを行っています。
まずはご相談ください。
