S-1213を中古購入されてご使用中のユーザー様から、板押さえから油漏れしているとのご相談を頂戴しました。
中古機械であるため、弊社で直接対応が可能である事を返答し、御見積を提出。
修理依頼を頂戴しました。
板押さえ部の消耗品交換では、稀にピストンやシリンダーにも傷がつき、消耗品交換後も油漏れが再発するケースが増加していること、ピストンの傷具合によればメッキ修正対応も可能である事、シリンダーに傷があれば板押さえASSY交換になることをお伝えし、ご了承いただき部品手配を開始。
交換部品が揃い、日程調整いただき工事を実施。
パッキンが経年劣化で硬質化し、シリンダーの溝から掻き出すのも一苦労する状況まで劣化。
ボロボロと細かい破片になるため、パッキン用ピックツールでも抜き取りづらい状況まで劣化しています。
もう一段劣化が進むとボロボロになった破片が溝に固着し、シリンダーの溝からこびり付きを剝がす作業が必要となりますが、幸い溝へのこびり付きは無く、早い段階での修理となりました。
ただし機体の製造年式とシリンダーが合致せず。
シリンダーは旧タイプが付いていました。
このような場合は、準備したパッキンが適合しないことも多々あり。
慌てて工場に補材を探しに戻り、部品庫を確認するとピッタリ7個の補材を見つけ出し。当日中に工事が再開できます。
7本中2本のピストンに摺動傷を確認。
作動油に紛れたスラッジや硬質化したパッキンにより、このような摺動傷が発生します。
ピストン側は修正出来るケースもありますが、シリンダー側に傷がつくとほとんどの場合で板押さえASSY交換が必要になります。
板押さえASSYは高額部品になるため、油が滲んでいなくても、使用頻度に応じて適正に内部消耗品交換をお勧めします。
幸いシリンダーには傷が無いため、内部消耗品を交換し、加圧テスト時にリークが無ければ、まだ当面はご使用いただけると思います。
念のため、他の個所も確認。
現状は問題ないようです。
消耗品交換後の動作確認及びリークチェックを実施。
どの板押さえも問題なく稼働を確認。
リークもなく良好です。
摺動傷がついていた板押さえは、念のため、切断の使用頻度の高いサイドゲージ側を避けて、サイドゲージとは反対側の端に集約し配置。
ユーザー様にリーク確認、動作確認及びテストを実施いただき良好。
機械と周囲をまとめて作業完了です。
作業報告提出の際に、『丁寧な作業をありがとうございます』とのお褒めのお言葉まで頂戴しました。
こちらこそご依頼ありがとうございました。
おかしいなと感じたら早めの修理を。
最近では様々な部品の入手に時間が掛かり、機械が停止して修理まで半年~1年以上かかるケースも増加中です。
年々部品価格も上昇傾向にあり早めの修理をお勧めします。
弊社ではこのように生産終了機や整備終了機も含めて、出来る限り修理対応に努めています。
アマダ社既納入機に関しては、直接対応はできませんが、弊社が平素お世話になる修理部門へのナビゲートは可能ですので、ご相談ください。
㈱大阪プレスサービスでは、アマダ製板金機械の整備機販売、修理、オーバーホール、機械買取などを行っています。
まずはご相談ください。
