アマダ社OBの機械商社様より、ATFドライブ部のクラッチブレーキASSY(C&B-ASSY)交換でインナーハブが抜き取れずに困っているとのご相談を受けました。
弊社がいつも実施している方法でアドバイスさせていただきましたが工事工具やジグが揃っていないとの事で、弊社出張修理のご依頼を頂戴しました。
ATFのC&B-ASSYやHシャーのスライド工事では、抜き作業が困難で非常に時間がかかるケースがある事をお伝えし、ご了承の上修理対応させていただく事に。
インナーハブが抜けないため、一時復旧させたもののギャップが開いたりし稼働が安定しないとの事。
早めの修理ご要望を頂戴しましたが、たまたま今期は4月からGWにかけての現地修理依頼を多数頂戴し、福岡・福山・岡山・大阪・岐阜・奈良での工事が決まっていたため、これらを完了させて、GW明けすぐに訪問。
まずは現状の停止位置確認のためカム位置などを確認。
特別に大きく滑っていると言う事もなく、一時復帰での状態は良好と感じます。
ドライブカバーを取り外して、一時復旧中のC&B-ASSYを解体していきます。
今回の案件ではF/W(フライホイール)部は触らないので、取り外しカバーは最小で。
エアーを落として、エアー配管から順に解体。
位置決め摺動ピンを抜き取り、C&B-ASSYを抜き取り方向に。
通常クレーンで吊って外しますが、今回は天井クレーンが無いため、人力で解体です。
クレーンがあればASSYで解体する箇所ですが、今回は人力で解体するため内部部品を1つずつ解体していきます。
ATFのC&B-ASSYの内部部品には、合いマークが打たれています。内部部品の組み換えでは合いマークを確認しながら解体組付けを実施しますが、今回は新品のC&B-ASSYを準備されているので合いマークを気にせず解体。
問題のインナーハブが見えてきました。
ここからはATF解体用の専用ジグを用いて、解体します。
修理依頼を頂戴し試行錯誤するたびに、作業に適したジグを考案し、機体の大小に合わせたジグも揃えて、工数削減に努めています。
弊社では専用ジグを保有しているので、1時間半ほどで抜き取りを完了しました。
インナーハブには経年劣化によるギヤ摩耗が見られます。
取り外したC&B-ASSYも損耗箇所を確認します。
シュパンリングとアウターリングも取り外します。
駆動軸は錆が発生しているものの、酷い摩耗もなく再利用には問題なさそうです。
おかしいなと感じたら早めの修理を。
最近では様々な部品の入手に時間が掛かり、機械が停止して修理まで半年~1年以上かかるケースも増加中です。
年々部品価格も上昇傾向にあり早めの修理をお勧めします。
弊社ではこのように生産終了機や整備終了機も含めて、出来る限り修理対応に努めています。
アマダ社既納入機に関しては、直接対応はできませんが、弊社が平素お世話になる修理部門へのナビゲートは可能ですので、ご相談ください。
㈱大阪プレスサービスでは、アマダ製板金機械の整備機販売、修理、オーバーホール、機械買取などを行っています。
まずはご相談ください。
