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シャーリング:M-3045 稼働停止 駆動部不具合の現地修理 その2

 

実機確認を踏まえて、不具合個所の説明、修理方法ご提案の上での

御見積提出後、修理依頼を頂戴し、アマダ社に部品手配を開始。

今回の案件では1か月でほぼほぼの部品が揃いました。

ユーザー様が1日も早い復旧をご希望との事で、納期がかかる数点の部品に関しては弊社で対応させていただく事をご了承いただき、届いた部品順に、ピニオン軸など必要に応じて社内で部組み開始。

 

ピニオン軸は焼き嵌めが必要な個所です。このような部位はユーザー様工場内での修理作業時間短縮のため、また専用機材が揃った弊社工場内であれば安心して組み替えられることから、事前準備してから持ち込みます。

 

日程調整いただいた上、訪問し解体作業を開始。

やはりプーリーのV溝はU溝状に摩耗が進行していました。


 

 

 

 

ブレーキは磁化した鉄粉まみれの状態のため、まずは清掃。

 

専用ジグを用いてブレーキ開放し、解体開始。

 

ブレーキ開放は、ピニオン軸や大歯車があるとはいえ、ラム下降の可能性があり非常に危険な作業です。

今回はギヤ部の摩耗が進行しているため尚更危険な作業となります。

 

ブレーキ解体前にはラムを固定する作業を実施してから解体を開始します。


 

 

 

 

 

 

取り外したブレーキを確認。全体的に摩耗、内・外には段が発生。

 

発生した段を見るとボルトまであとわずかといった状態まで摩耗進行していることが分かります。

 

 

 

 


 

 

 

Vベルトを取り外して、クラッチやF/Wを解体していきます。

 

弊社ではこれまでの実績上、各部位の解体・組付けに合わせた各種専用ジグを開発し所有しており、これらを用いて作業させていただいています。

 

トラブル事案に対応するたびに、症状に合わせたジグを開発するため多くの専用ジグ機材を保管する必要がありますが、工数を最短にすることでご依頼いただくユーザー様のメリットにつなげています。

 

 


 

 

 

大歯車より外側の全部品を取り外した状態。

 

駆動軸のキー溝は経年摩耗はあるものの、段付きになったり回転負荷方向での歪な摩耗は見受けられず再利用可能と判断。

組付け時にキーにガタが生まれるようであれば特キーを作成での応急処置とさせていただきます。

 

各部を洗浄・清掃し、加工面の修復を実施。

組付け準備に移ります。

 


 

 

 

取り外した大歯車を確認。

 

台形ギヤが摩耗し三角になっている個所も多数確認できます。

 

始動位置や切断負荷位置がよく摩耗するため、各部で偏摩耗の状態になります。

 

機種・年代によっては、一体物の大歯車ではなく、外側の歯車部分だけを交換できるタイプも存在しますが、こちらは組み換え時に外周調整が必要です。

 

 


 

 

 

 

 

取り外したピニオン軸を確認。

 

刃が磨滅した箇所を確認。

 

この部位で駆動停止が発生していたと推測されます。


 

 

駆動軸をバフや砥石で整地し、新品の大歯車を取り付け。

 

F/Wはベアリングほか内部消耗品を交換し再利用組付け。

 

Vベルトは新品交換。

 

給油配管も復旧。適切な滴下を確認。

 

今回60Hzプーリーが在庫切れであったため、作成塗装し持ち込み。

プーリーは、アマダ社ご依頼整備機でも修理期間以上の納期がかかる場合は弊社で作成対応している個所です。

 

 


 

 

 

 

 

 

 

クラッチは新品部品交換。

 

 

 


 

 

 

 

 

 

ブレーキも新品交換。

 

適正な隙間確認。


 

 

 

 

 

不具合ご相談の実機確認時に、エアーサポートのエア配管取り回し不具合を確認していたので、今回のドライブ工事と合わせて部品を準備し適正にエア配管の取り回しを修正・補修。

 

稼働確認し良好。

 

 

 

 


 

プーリーとVベルトを新品交換したので、埋没することなく適切な位置に戻りました。

 

組付けを完了し、試運転と慣らし運転を実施。

慣らし運転後のVベルトテンションなど各部確認を実施。良好。

 

テストカットいただき、適正に切断稼働出来ることをご確認いただき今回の現地修理工事は完了です。

 

作業レポートを提出し案件完了。

 

ご依頼ありがとうございました。


おかしいなと感じたら早めの修理を。

最近では様々な部品の入手に時間が掛かり、機械が停止して修理まで半年~1年以上かかるケースも増加中です。

年々部品価格も上昇傾向にあり早めの修理をお勧めします。

 

弊社ではこのように生産終了機や整備終了機でも出来る限り修理対応に努めています。

 

アマダ社既納入機に関しては、直接対応はできませんが、弊社が平素お世話になる修理部門へのナビゲートは可能ですので、ご相談ください。

 

㈱大阪プレスサービスでは、アマダ製板金機械の整備機販売、修理、オーバーホール、機械買取などを行っています。

まずはご相談ください。