すべての部品修正完了後、ユーザー様では生産工程の都合で、弊社ではアマダ社ご依頼弊社工場内での整備作業工程の都合で1か月半ほど空いてしまい、不具合発生のご相談から4か月後の復旧作業となりましたが、ユーザー様工場へ訪問して現地修理を実施。
まずはさらに損耗が進んでいるであろう個所を現物確認。
トップロール先端の砲弾状部品はさらに摩耗が進み、ユーザー様で薄い鋼板を巻いて補修されて使用中との事。
グリス給油経路も詰まってしまい、手塗りでグリス給油されているとの事。
先端部がダレて下がっているように見受けられます。
トップロール軸芯との隙間も摩耗が進み、5mm以上に摩耗進行。
不具合ご相談時に測定した数値で部品作成しているため、測定値との摩耗進行の誤差が心配になります。
トップロール先端の砲弾状部品を取り外し、軸芯を確認。
砲弾状部品の内径が摩耗したことにより、軸芯の根元が細く、先端が太いラッパ上に摩耗は確認できるものの、測定値にはそれほど進行が無く、新造作成し持参した部品で問題ない復旧できそうです。
この軸芯を先端の太い部分から少しずつ手作業で削り上げ、根元の寸法に揃うよう修正していきます。
手前の太い部分から少し削っては、新造部品との嵌めあいを確認し徐々に根元の太さと等しくなるよう手作業で修正。
2名で交互に研削を進め、ほぼ1日掛かりで完了。
給油経路も復旧できました。
キャップの取付ボルトが折損し自社修正されたとの連絡を受け、ボルト穴等を適正に補修。キャップの取り付け状態を確認。
軸芯は根元から先端まで、ほぼ同寸で仕上げたため水平に戻ったことが分かります。
ただ軸芯根元にはテーパー上に傾斜した部分があり、本来この傾斜部で砲弾状部品の位置決めする重要な部分ですが、経年摩耗で傾斜部がほぼ摩耗喪失していることが分かりました。
この部位の復旧には、トップロールを新造するしかないことをお伝えし復旧を進めることに。
トップロール先端に新造した砲弾状部品を取り付け、キャップを取り付け。
グリス給油を確認。
キャップとの隙間から良好にグリスがあふれ出し、内部にグリス導入出来ていることを確認。
グリス切れの心配が解消されました。
右アームを取り付けて開閉稼働に合わせて、右アームを現合で擦り合わせを実施。
この作業も2名で交互に徐々に擦り合わせし3時間ほどかかり完了。
トップロール昇降と右アーム開閉動作を繰り返し所定の位置決め調整を実施。適正な位置を見極めグリス塗布し完了。
昇降ネジの左右同調傘歯車(ベベルギヤ)を開放し、専用ジグを用いて平行度を調整。
曲げテスト、製品加工を実施していただき良好との事で修理完了。
ご依頼ありがとうございました。
おかしいなと感じたら早めの修理を。
最近では様々な部品の入手に時間が掛かり、機械が停止して修理まで半年~1年以上かかるケースも増加中です。
年々部品価格も上昇傾向にあり早めの修理をお勧めします。
弊社ではこのように生産終了機や整備終了機でも出来る限り修理対応に努めています。
アマダ社既納入機に関しては、直接対応はできませんが、弊社が平素お世話になる修理部門へのナビゲートは可能ですので、ご相談ください。
㈱大阪プレスサービスでは、アマダ製板金機械の整備機販売、修理、オーバーホール、機械買取などを行っています。
まずはご相談ください。
