ベンディングロール:HC1-2010A トップロールおよび右アーム修理 その1

 

 

 

九州のユーザー様から右側が加圧できなくなったとご相談と修理にあたって実機下見のご要望を頂戴しました。

 

実機確認にうかがい、まずは各部を確認。

トップロールの先端部が摩耗によりガタガタと動く状態でmm単位の隙間が発生。

この機体では10年ほど間に先端部を再構築し交換させていただきましたが、右アームの偏摩耗もあり再度摩耗した模様。

 

右アーム(キャッチ)の挿入部も縦長に摩耗していて修正が必要と判断し各部を測長し、持ち帰り修正案をご案内することに。

 


 

右アームは取り外して、弊社へ輸送。

右アームに関しては、アマダ社がオーバーホールを継続していた20年ほど前に新造した実績もあり、当時の加工協力工場様に依頼できるため今回は部分修理を検討。

 

ユーザー様では部品取り用機体を1台確保されているため、この機体より右アームを移植して、修理期間中も騙し騙しご使用いただける状態に復帰して下見を完了。

 

トップロール先端は、測定後にもとに戻して復帰。

  


 

 

 

持ち帰った右アームを洗浄清掃し、各部を再確認。

 

テーパーブッシュも経年摩耗のため、浮き上がり正規の位置ではなくなっていることを確認。

 

キャッチ方向の穴は縦方向に数mm摩耗し縦穴の状態を確認。

 

これではメインロールに押し当て時に、加圧することが出来ません。

左右差が発生するのも当然で、この部位を修復する以外に機体再生は出来ません。

 


 

 

 

 

 

 

浮き上がっていたテーパーブッシュを抜き取り個別確認

 

 傷がつき、縦方向に偏摩耗を確認。

 

 


 

 

 

 

右アームの縦方向摩耗はまだまだましな部類でした。

酷い機体だと上方にダレるように肉が巻くような摩耗が発生します

 

ただし内径はテーパーブッシュが抜け出てこようとするほど摩耗。

 

トップロール先端部をキャッチし、ロール加工時には加圧した力を受け止める箇所なので長年のご使用を考慮すれば仕方がない現象です。

 

 


 

社内検討した結果、トップロール先端部品は前回同様再構築し現地で軸芯を手作業で修正し現合合わせとし、右アームについては肉盛り溶接したうえでボーリング加工にて再生し、テーパーブッシュは新造し弊社で装着する手法で復帰方法をご提案。

復帰させた右アームとトップロール先端部品を現地現合での再生を実施する手法でご提案。

 

ユーザー様に各部詳細ご提案し、修理依頼を頂戴しました。

 

左の画像は前回作成のトップロール先端部品

今回も実測値に合わせて同様の部品を再構築します。

 

 


おかしいなと感じたら早めの修理を。

最近では様々な部品の入手に時間が掛かり、機械が停止して修理まで半年~1年以上かかるケースも増加中です。

年々部品価格も上昇傾向にあり早めの修理をお勧めします。

 

弊社ではこのように生産終了機や整備終了機でも出来る限り修理対応に努めています。

 

アマダ社既納入機に関しては、直接対応はできませんが、弊社が平素お世話になる修理部門へのナビゲートは可能ですので、ご相談ください。

 

㈱大阪プレスサービスでは、アマダ製板金機械の整備機販売、修理、オーバーホール、機械買取などを行っています。

まずはご相談ください。