中古機械をご使用のユーザー様からアマダ社製ベンダーRG-80で加工しようと動作させると停止し機械が使用できないとご相談を頂戴しました。
アマダ社のメンテを受けておらず修理してくれるところが無いとの事で、まずは実機状況をヒアリング。
下部テーブルを上げていき、『加工しようとすると落ちる』との事から
ワーク(材料)センターと機械センターがあっているかを確認。
センターより左で小物を曲げているとの事から、片荷重が効きリミットで停止しているのではとうかがったところ、以前にも片荷重を効かせてしまったことはあるが、現在は薄物でこのところずっと加工できていたとの回答。
片荷重リミットの可能性はなくなったことから、下限ハンドルを解除して最下部からの稼働確認を実施していただいたところ、電源が落ちるとの事。これは自社で試された様子でヒューズを交換して再度起動は出来るとの回答。
ヒューズが飛ぶとの事から、確認していただくべき個所を連絡しご確認いただきましたが、ポンプやモーター他様々な要因が考慮され電話対応では原因を掴めないことから実機確認に伺うことに。
機械仕様を詳しくご連絡いただき訪問しました。
各部実機確認し、片荷重リミットまでは猶予があり平行度も狂っていないことからこの部位は全く関係なし。
次に電源が落ちる原因を各部調査するうちに速度切り替え位置でヒューズが飛ぶことが判明。
予備ニューズを持参していたので、何度か様々なシチュエーションで検証。
メインシリンダー後部のソレノイドバルブが原因の模様。
コネクターを解除し稼働させると電源が落ちず稼働することを確認。
ソレノイドバルブ交換をご提案。
さすがに古い機体であるため、ソレノイドバルブも後継機種へと変遷があり、入手可能ではあるが現在は在庫切れで後継機種のバルブ納期が3か月以上かかりそうであることが分かりお伝え。
3か月以上も待てないので何とかしてほしいとのご相談で、弊社工場を家探ししたところRGの整備が多かったころの不具合原因究明用の在庫部品が見つかりました。
型番形式が若干違うものの、何度か使用した形跡があるテスト用バルブだったので、こちらをトライでも良ければとご提案。
弊社で一応バルブメーカーサイトで適合の可能性を確認しましたが、予期せぬ不具合発生で機械停止や、最悪は機械が使えなくなるリスク
をご説明しご了承いただき交換してみることに。
実機確認時に作動油が真っ赤に変色していることを視認いただいていましたので、このタイミングで作動油交換もご提案。
約10年ほどは交換していないとの事で交換をご要望。
作動油を手配し入荷と同時に工事を開始。
タンク蓋周辺を洗浄清掃し作動油を抜き取ります。
タンクのフタを開けると、きつい異臭とともに赤く変色した作動油を視認。
ポンプで抜き取ります。
ドレン口でも抜き取り出来ますが、RGはフタを開放する方が内部清掃が出来、楽に交換できます。
作動油が抜き取れたら、問題のソレノイドバルブを取り外し。
前回コネクターは外しているので、固定ボルトを抜きバルブ交換準備
タンク内を綺麗に洗浄清掃
機械の年式や10数年作動油を交換していない割にはスラッジやカスも少なく、油圧系統は良好の様子。
異臭もだいぶ収まりました。
ソレノイドバルブの経路や向き、Oリングを確認しながら交換。
適正にコネクターを接続。
新しい作動油を給油して動作準備完了
電源を入れて機械動作を確認。良好
速度切り替え位置での変化もスムーズで良好
電源が落ちることもなく、テスト加圧・加工していただき良好を確認
たまたま弊社補材があり早期に回復できました。
古い機種では部品納期がかかるので、早めの修理をお勧めします。
ご依頼ありがとうございました。
おかしいなと感じたら早めの修理を。
最近では様々な部品の入手に時間が掛かり、機械が停止して修理まで半年~1年以上かかるケースも増加中です。
年々部品価格も上昇傾向にあり早めの修理をお勧めします。
弊社ではこのように生産終了機や整備終了機でも出来る限り修理対応に努めています。
アマダ社既納入機に関しては、直接対応はできませんが、弊社が平素お世話になる修理部門へのナビゲートは可能ですので、ご相談ください。
㈱大阪プレスサービスでは、アマダ製板金機械の整備機販売、修理、オーバーホール、機械買取などを行っています。
まずはご相談ください。
