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シャーリング: Hシャー ロジックバルブ

 

 

 

最近、Hシャー油圧部のロジックバルブの不具合について

 

お問い合わせや相談を多数頂戴します。

 

 

※画像は弊社在庫機H-2565をオーバーホールした際の

 ロジックバルブのサンプル画像です。

 (この機体は販売済み)

 

 


 

 

Hシャーは製造から長年経過しており、油圧部は高温にも

 

なる箇所のため、内部のOリングが変形破損していたり、

 

スプールなども経年摩耗により変形や破損が発生しています。

 

 

※画像は2020年に整備させていただいた機体で交換した

 Oリングなど消耗品です。

 平らになったり、歪に変形したりしています。

 


 

 

数年前に弊社より中古H3013をご購入いただいた

 

ユーザー様でも異音や動作異常が発生し、内部を確認

 

したところOリングの切れ端やスプールなど部品の破損が

 

確認出来ました。

 

 

※画像左はロジックバルブを引上げて内部検証した際に

 ロジック内部より出てきた部品の破片です。

 画像右は中古ですが正常な形状を留めている部品です。

 

 


 

 

ロジックバルブ部の部品に関してはすでに在庫が無い部品もあり

 

今後修理困難になる可能性があります。

 

弊社でご購入いただいたユーザー様の機体は幸い弊社の在庫部品他

 

を使用して何とか復帰出来ましたが、今後を見据えて解体検証を

 

してみることにしました。

 

※以前にアマダ富士宮整備工場より頂戴していた特殊機用の

 ロジックバルブが有ったのでこれを丸裸にして検証開始。

 


 

 

細い油圧経路が無数に通り、Oリングやスプールが大量に

 

使用されていて複雑な構造です。

 

エアーや油でOリングの切れ端やスプールの欠片を回収して

 

何とか解体完了。

 

出来る限り入手可能な部品を手配。

 


 

 

あまり詳しくはお見せ出来ませんが、手配可能な部品は

すべて交換し、入手困難な部品はもう1基から移植して

なんとか1基のロジックバルブ再生を完了。

 

2カ所ほど追加修正しましたが弊社在庫機に載せて動作確認も

良好であることを確認。

 

モデル末期のHシャーは現行のESHと同型ロジックバルブが

使用されているのでロジックバルブ載せ替え交換が可能です。

 

 

おかしいなと感じたら早めの修理を。

 

 

 

 


 

 

㈱大阪プレスサービスでは、アマダ製板金機械の中古機械 買取、販売、修理、整備などを行っています。

まずはご相談ください。