アッパーケーシング側のOリングとバックアップリングは比較的綺麗な状態でした。


シリンダーケースも洗浄清掃し内部を確認。
元々はブルーハンマートンの塗装色だったことが分かります。
ケース全周がアマダ凹凸レッドの塗装がされているので、もしかすると以前に弊社で一度オーバーホール実施の機体かも?
現在のアマダ凹凸レッド(バーミリオン2)は、以前の塗料とは収縮率が違うのか、ブルーハンマートンを全剥離後でないと塗装が出来ませんが、当時のバーミリオンはブルーハンマートン表面を処理することで塗装することが出来ました。
シリンダー内壁には無数の摺動傷(縦傷)が確認できました。
幸い深い傷が無いので、消耗品交換で油漏れは止まるものと推測されます。
ただしこのままでは消耗品を痛めるので、専用機材で出来る限り丁寧に傷取りを実施します。


ピストンのパッキンもボロボロでした。
こちらも取り除き、丁寧に整地。
ピストンにも無数の摺動傷(縦傷)がありますが、こちらも深い傷はなく、おそらく消耗品交換で油漏れは止まるものと思われます。
傷が深い場合はメッキ修正などが必要になります。

おかしいなと感じたら早めの修理を。
最近では様々な部品の入手に時間が掛かり、機械が停止して修理まで半年~1年以上かかるケースも増加中です。
年々部品価格も上昇傾向にあり早めの修理をお勧めします。
弊社ではこのように生産終了機や整備終了機でも出来る限り修理対応に努めています。
アマダ社既納入機に関しては、直接対応はできませんが、弊社が平素お世話になる修理部門へのナビゲートは可能ですので、ご相談ください。
㈱大阪プレスサービスでは、アマダ製板金機械の整備機販売、修理、オーバーホール、機械買取などを行っています。
まずはご相談ください。