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SP-30:油漏れ(ご相談・ヒアリング)

 

 

 

セットプレスSP-30をご使用のユーザー様から油漏れが酷いとの事で、修理のご相談を頂戴しました。

 

中古機購入で導入されて、購入後のメーカーメンテも受けていないとの事だったので、機械画像を送信いただき機種・タイプを確認。

 

状況詳細をヒアリングすると前面はパンチ上部から油が漏れており、機械後部の配管周辺からも漏れているとご説明有り。

 

 

 


 

 

 

シリンダー根元の画像も送信いただいたので確認すると、消耗品に、黄色変化と硬化によるクラックが入っていることが確認できます。

 

ピストンにも摺動傷(縦傷)が見られますが、画像上ではそれほど深い傷ではなさそうなので消耗品交換により復帰すると思われる旨をご説明。

 

解体時に深い傷がある場合は、ピストンに対してはメッキ修正が有効であること、シリンダー側が傷ついているとシリンダーASSY交換が、必要であることをご説明。

 


 

 

 

機械背部の画像撮影時に、配管だけでなく継手もご確認いただくようお伝えしたところ、ドレンホースに亀裂がありこの部位から漏れている様子との事。

 

ドレンホースは経年劣化で硬化し湾曲させた箇所からクラックが入るケースが多いことをお伝えしホースとクリップ交換をご提案。

 

作動油の色も変色しているように見えるため、ヒアリングすると長い間交換していないとの事で、作動油交換もご提案。

 


 

 

シリアルプレートの画像も送信いただき、1970年代の機体であることが分かります。

 

約50年稼働の機体

頑丈な機種です。

 

機体は初期のSP-30で、付属装置SSに関しては初期のものではなく、いつの頃からか後付けでSSを付属されている様子。

 

シリンダー消耗品、ドレンホース、作動油の交換でご提案御見積作成し、正式に修理ご依頼を頂戴しました。


おかしいなと感じたら早めの修理を。

最近では様々な部品の入手に時間が掛かり、機械が停止して修理まで半年~1年以上かかるケースも増加中です。

年々部品価格も上昇傾向にあり早めの修理をお勧めします。

 

弊社ではこのように生産終了機や整備終了機でも出来る限り修理対応に努めています。

 

アマダ社既納入機に関しては、直接対応はできませんが、弊社が平素お世話になる修理部門へのナビゲートは可能ですので、ご相談ください。

 

㈱大阪プレスサービスでは、アマダ製板金機械の整備機販売、修理、オーバーホール、機械買取などを行っています。

まずはご相談ください。