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リングフォーマー:B-100HH 消耗品交換 スライド修正(クランプシリンダー)

 

 

 

 

 

油漏れが発生しているクランプシリンダーの修理を開始します。

 

まずはテーブル上部からアプローチ。

 

専用機材を用いて、上部の部品から解体開始。

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

スラストベアリングに錆を確認。

 

完全に油切れですが、まだ固着までには至っていない様子。

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

ピストンも良好に取り外すことが出来ました。

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

同上


 

 

 

 

クランプシリンダーの底蓋には、液状ガスケット様のものが塗布されていました。

 

前ユーザー様か中古機械商社様で油漏れを簡易に止めるため液状ガスケットを流し込んだと推測されます。

 

油漏れだけ止めるなら有効な手段ですが、内部の消耗品も同じように経年劣化するため、内部リークや圧力低下には対処できません。

 


 

 

 

 

 

 

液状ガスケットを取り除き、専用機材で整地。

 

消耗品類を交換して組付けます。

 

 


 

 

 

 

 

 

新品のパッキンは綺麗な白色で柔らかい状態です。

 

柔らかいとはいえ幅のある内径パッキンなので、傷つけないように専用機材で丁寧に挿入します。

 

 

 


 

 

 

 

油漏れの原因は、経年劣化によるパッキンの変色・変質・硬化・破断やOリングの変形によるもので間違いないと思われます。

 

スラストベアリングやスペーサーも合わせて以前手配しているので、すべて交換して組付けます。

 

適正に組付けた後は電源を入れて加圧し油漏れがないか確認します。

 

 

 

 


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