洗浄清掃したタンクに新しい作動油を補充します。
スケールやスラッジは出来る限り除去します。
ストレーナーには傷や破損もなくこのまま使用できると思います。


清掃した下部テーブルを仮組み。
上限ブロック(くちばし)や吊りボルトを適正に取り付け調整。
下部テーブル前後ガイドローラーを適正に組付け。
締め込みすぎると下部テーブル下降速度が基準値を超えてしまいます。
OH(オーバーホール)時はストップウォッチで測定します。
各部適正にグリス塗布し、支え板を仮組み。
AUTO-B/Gを仮組後に平行度調整ほかの精度調整を実施していきます。


AUTO-B/Gを仮組み。
のちほど寸法測定しながら適正に調整します。
ユーザー様に全圧荷重確認する金型がないとの事で、翌日、弊社加圧テスト用金型一式を持参し加圧確認を実施。
平行度は計測箇所上部位置で左右0ー0
計測箇所下部位置で左右0-0.01
上部位置左右0で上下差0.01と新品機基準値内に調整完了。


サブシリンダー右は油漏れなく良好。
メインシリンダーも油漏れなく良好。


サブシリンダー左も油漏れなく良好。
全シリンダーともに油漏れなく良好をユーザー様にご確認いただきました。
ただし縦傷があるため、長期使用では縦傷を伝いパッキン上部に徐々に滲み出す可能性、縦傷により新品Oリングを傷つけ油漏れを起こす可能性をお伝え。
作動油の油量適正もご確認いただき、余剰作動油を機械横に保管。


メイン、サブシリンダーの機械背部も油漏れなしをご確認いただき、AUTO-B/Gの精度調整を実施。
左右誤差を何度か詰めましたが左右差0.02までしか寄りません。
AUTO-B/G送りネジに経年劣化によるガタが発生していることを確認。
ガタ発生をお伝えし、作業を完了。
ここ数年、RGの『油漏れ』や『平行度不良』によるご相談が増加傾向にあります。
中古機導入やシリアルプレートが機体案件でも出来る限り対応に努めていますので、ご相談ください。
弊社では旧型機のジグや工具も保管しており出来る限りの対応を心がけています。
ご依頼ありがとうございました。

おかしいなと感じたら早めの修理を。
最近では様々な部品の入手に時間が掛かり、機械が停止して修理まで半年~1年以上かかるケースも増加中です。
年々部品価格も上昇傾向にあり早めの修理をお勧めします。
弊社ではこのように生産終了機や整備終了機でも出来る限り修理対応に努めています。
アマダ社既納入機に関しては、直接対応はできませんが、弊社が平素お世話になる修理部門へのナビゲートは可能ですので、ご相談ください。
㈱大阪プレスサービスでは、アマダ製板金機械の整備機販売、修理、オーバーホール、機械買取などを行っています。
まずはご相談ください。