DCTのドライブ部に損耗があるという事で修理依頼を頂戴しました。
今回はクラッチ・ブレーキの不具合という事で駆動軸やコンロッド
まで外す作業ではなく、機械右側でほとんどの作業が完了する内容
まずは機械と周囲状況を確認し、作業に関するカバーを取り外し
FG(フロントゲージ)とコンベア付きの機体のため、まずは
ドライブ部の整備が出来るようコンベアを退避
送材ローラー台なども退避
作業スペースを確保します。
DCTドライブは焼き付きが発生していると専用工具では取り外しが
出来ない場合が多々あります。
このような場合はガスで溶断するなど解体に非常に苦心します。
本機体では焼き付きはなく、専用工具での解体が出来ました。
クラッチ・ブレーキを取り外すとかなりの摩耗痕
嵩上げ機のため、専用架台が必要でしたが、比較的スムーズに解体が
出來、部品交換する事が出来ました。
組付け後は各部調整を実施し、コンベアやローラー台を戻し稼働確認
を実施。
修理後の稼働確認は良好なため、ユーザー様でのテストカットと
運用確認を実施いただき工事完了。
ご依頼ありがとうございました。
おかしいなと感じたら早めの修理を。
最近では様々な部品の入手に時間が掛かり、機械が停止して修理まで2~3月以上かかることもあります。
2023年度より部品価格も上昇傾向にあり早めの修理がお勧めです。
㈱大阪プレスサービスでは、アマダ製板金機械の整備機販売、修理、オーバーホール、機械買取などを行っています。
まずはご相談ください。