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パンチング:EMZ 2AI 現地オーバーホール

 

 

EMZ 2AI現地オーバーホールの御依頼を頂戴しました。

 

ユーザー様での工期を短縮するために、まずは工場で部組みを実施

 

各部位ごとにアッセンブリ組付けを実施しASSY部品で持ち込みます。

 

画像はガイドホルダーにアッパーベアリングユニットを焼き嵌めしてアッセンブリ組付けの様子

 

今回の工事内容では交換部品総数約350点と膨大な量なので、事前に弊社工場内で上部、下部、ブレーキ部、中間駆動部、駆動部など事前に部組み出来る箇所は工場内で実施しておきます。

 


 

 

 

 

 

カバーやテーブルを取り外して、タレット周辺での作業準備

 

Zタレットでは機械リア側にライン用のPDC機構が付くため、2AI駆動部がフロント側に配置されます。

 

 

 


 

 

 

 

 

まずはタレット内の2AI構造物を取り外し。

 

2AI組替作業には、ダイホルダー、PDCエジュクター関係、タレット内センター浮上式ブラシテーブル機構なども取り外す必要があります。

 

 

 

 

 


 

カバーだけでなく、2AI関係部品も取り外すのでかなりスペースを必要とします。

 

いつもユーザー様に周辺環境のご協力をいただき整備させていただいています。

 

出来る限り汚さないように作業させていただきます。


 

 

 

 

 

中間駆動部はもちろん、駆動部のモーターまで取り外しを完了

 

解体作業が完了したら、まずは洗浄・清掃を実施していきます。

 

その後は組付け準備の整地(砥石掛けや加工面の修正など)を実施

 

 

 


 

 

 

 

 

 

センター浮上式ブラシテーブルを仮載せして稼働確認を実施

 

組み込んでしまって不具合が出ると修正が大変な箇所なので事前確認

 

 


 

 

 

 

 

 

 

上下ASSY、タレット駆動ASSYなどを配置して精度調整しながら組み上げていきます。

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

上下ハウジングやブレーキなども配置して作業を進めていきます。

 

 

 


 

 

 

タレット内の2AI組み換えを完了

 

中間駆動、駆動部も組付けて精度調整

 

剥き身での試運転による稼働確認へ

 

 

 


 

 

 

 

2AIの稼働確認、角度調整、慣らし運転後の芯確認も良好

 

タレット内センター浮上式ブラシテーブルを組付け

 

 

 

 

 


 

 

2AIカバーを取り付け

 

すべてのダイホルダーを取付、PDC用エジェクターパイプを取付

 

全カバーを取り付けて動作確認後に単体での打ち抜き調整を実施

 

ユーザー様にPDCラインによる連続製品加工を実施していただき、

製品検査後も数枚のシートを連続加工いただき良好との事。

 

作業完了。ご依頼ありがとうございました。

 

 

 


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