EMZの2AI(オートインデックス)精度不良で修理依頼を頂戴し実施。
カバーを外してタレットを確認するとリフタースプリングも損壊し
経年劣化によりかなり損耗の様子。
修理するため関連部品を解体しながら作業開始。
ドライブカバー、タレットカバー、金型、ダイホルダー、タレット内
ブラシテーブルを取り外し、2AIにたどり着きます。
今回は2AI部タレット内のみ修理なので、中間駆動や駆動部はそのまま
順に損耗具合を確認しながら解体していきます。
解体が完了すると各部洗浄清掃し、ベット面・機械加工面を砥石掛け
ダイホルダー等再利用の部品も洗浄清掃し組付け準備
2AIのオーバーホール部品に関してはアマダ社よりASSY支給されるもの以外は事前に工場内で1点1点部組を完了させて修理工事を実施。
部品単位での調整・精度出しは完了しているのでユニット交換できる
事で工期短縮に努めています。
新品機製造時の組立基準調整要領書に基づき組付けていきますが、
修理時には解体カ所により後工程の部品は外さず整備することもあり
修理箇所内容に応じて臨機応変に対応してきます。
2AI単体調整が完了すれば、タレット内ブラシテーブルやダイホルダー
等取り付け、芯だし調整を実施。
稼働確認、2AI角度調整、打ち抜きテストを実施し修理完了。
PEGA、COMA、VIPROSでは多くの機体を整備させていただきましたが
数年前からはEMの修理が年々増加。
現在では工場内整備・現地修理ともにEM各種が80%を締めるようになりました。
ご依頼いただきありがとうございました。
㈱大阪プレスサービスでは、アマダ製板金機械の整備機販売、オーバーホール、中古機械の買取・販売、修理、整備などを行っています。
まずはご相談ください。