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シャーリング:ドライブ部修理

 

 

 

機械商社様より、購入してきた機械のドライブ(駆動部)に

ガタがあるため修理して欲しいとご要望いただきました。

 

まずは軸受ブッシュ、ヘンシンバンブッシュ、リストピンブッシュを

荒加工で準備。

 

費用を抑えず全部品交換であればアマダより正規部品を購入して

全交換しますが、今回は費用を抑えて不具合個所だけを修正との

ご依頼のため個別対応するため特ブッシュを作成します。

 

 

 


 

 

 

清掃後にガタが大きい個所の測定から作業開始。

実は経年劣化でコンロッドも伸びたりして変形しています。

 

ブッシュを取り外してコンロッドの変形測定から開始。

ヘンシンバンは外周をならして再利用のため整えてから測定。

 

各部の変形度合いを測定したら特ブッシュの寸法を確定し

特ブッシュの作成開始。

 

 

 


 

 

 

 

特ブッシュが完成したら専用機材で整えたコンロッドに

ブッシュを装着します。

 

油溝や給油口を間違い組み込まないと稼働時に油切れで

焼き付いてしまうので丁寧に確認しながら作業します。

 

 


 

 

 

 

ヘンシンバンもコンロッドも整ったら、熟練の技で擦り合わせ。

全品部品交換の場合はほとんど不要な作業ですが、今回のように

部分部分で対応の場合は少々手間暇が掛かります。

 

ユーザー様工場で実施する現地工事では、限られた時間内に修理

する必要があり、新品のアッセンブリ部品での交換対応します。

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

今回はコンロッドの変形が少し大きく擦り合わせにも時間が

掛かりましたが無事に完了。

 

機械内部ではなく、剥き身で擦り合わせを実施するので

固定具やクレーンの使用に注意して実施します。

 

 


 

 

 

 

 

再度スロッター加工するほどでは有りませんでしたが、大歯車の

キーもキー溝も若干摩耗していました。

 

キー溝がズルズルに摩耗している場合は駆動シャフトを新造交換

するしかありません。

 


 

 

 

 

 

 

 

キー溝を整えて、特キーを作成して修正完了。


 

 

 

 

すべての修正を終えてお客様の元へ。

 

 

 

 

おかしいなと思ったら早めの修理を。

 

 

 


 

㈱大阪プレスサービスでは、アマダ製板金機械の中古機械 買取、販売、修理、整備などを行っています。

まずはご相談ください。