2017年の6月に第一報が届いたATFのオーバーホール作業が無事に完了しました。
実質2017年10月にドライブ部品作成着手、約半年がかりの作業となりました。
製造台数計6台(現存4台)という特殊機のオーバーホールで、慣れない作業の連続でしたが
非常に勉強になりスキルアップに繋がりました。

事前にドライブシャフト、コンロッド、ブレーキバン
ボス、偏芯板、ブッシュなどなど、オーバーホールで
交換する部品を作製。
生産終了機で特殊機ですので、供給部品・調達部品が
無いとの事で、新規作成しました。



作製した部品を各部位ごとに、冷やし嵌め、焼嵌めなどで
組み上げていきます。


各部位の交換部品が準備出来、オーバーホールの開始準備が整いました。
受入動作確認を実施して追加不具合個所を判定。その後、解体を開始。
ほぼほぼフレームのみになるまで解体。
解体した部品は、1点1点洗浄して不具合や摩耗を確認。
不良部品を見つけたら追加手配して交換します。





部位ごとに部品を分けて保管します。
コンベアや集積装置も修理。
部品交換や組立を開始。

コンベアもベルトやシリンダー、ローラーなど順次交換して
行きます。
フロント電磁ローラーや板押さえも交換。
リフターも整備。
通常オーバーホールするシャーリングとは部品や構造が違うので
専用ジグも無く、戸惑いと試行錯誤の連続です。




本体もどんどん整備を進めていきます。





部品交換が進むと配線・配管交換も並行して開始。
動作確認、精度調整を経て、テスト加工を実施。
連続運転テストなどの検査を経て、完成です。





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