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パンチング : タレットベアリング

パンチングのタレットベアリング交換について、お問い合わせをいただく事が有ります。

弊社では、ご要望によりタレットベアリングを交換した整備機をご用意いたします。

『X・Y軸のスライド』や『ドライブ』や『オートインデックス』などの工事個所は、

クレーンなど設備条件が合えば、ユーザー様での現地交換工事が実施できますが、

タレット及びタレットベアリングの交換は条件がかなり厳しくなります。

 

EMなど上下ベース脱着可能のタイプは、サイドシフト付きフォークリフト、研磨機、クレーン

などの設備があれば、比較的容易に交換が可能です。

 

しかしCOMA、PEGA、VIPROS、APELIOなどは、下部ベースがY軸と一体型なので、

容易には下部タレットベアリングの交換が実施できません。

 

タレットベアリングの劣化状況として、タレットの振れや揺れの精度確認数値が不良であったり

タレットの回転に重いところ、軽いところが発生していたら、ベアリング交換を実施します。

このような機体では、芯ズレが多くなり、金型の摩耗が早くなります。

酷い機械では、タレットが揺れた様に動いていたり、停止時に回転方向とは逆に揺れたり

といった不思議な動作をするようになります。

 

またCOMA、PEGA、VIPROS、APELIOでは、ショットピンが抜けにくくなりアラームが発生する傾向が、

EMではショットピンが入りにくくなりアラームが発生する傾向がみられます。

 

このような検査判定結果をもとに、交換・整備しています。

 

例1 : COMAのタレットベアリング

 

 

経年劣化でベアリングロックして、タレットが回転しなくなった

COMAの上下タレットベアリングです。

 

1. 上段左側が下部タレットの下側ベアリングと外輪

2. 上段右側が下部タレットの上側ベアリングと外輪

3. 下段左側が上部タレットの下側ベアリングと外輪

4. 下段右側が上部タレットの上側ベアリングと外輪 です。

 

2. の摩耗が酷く、他に比べて茶色く変色しています。

 

 


 

 

 

2. 下部タレットの上側ベアリングです。

 

円錐コロの中央部分に、摩耗がはっきりと見えます。

 

 

 

摩耗、損耗する個所は、個体差が有ります。

この機体は、下部タレットの上側が一番損耗していました。

 


 

 

 

 

 

2. 下部タレットの上側外輪です。

 

ベアリングと同じく、摩耗が全周にみられます。


 

 

 

 

 

1. 下部タレットの下側ベアリングと外輪です。

 

焼けや変色は見られますが、2. 下部タレット上側ほど

摩耗は見られません。

 

 

 

 

 

 

 


 

 

ショットピンにも、経年劣化により段や傷が付きます。

 

 

タレットチェーンも伸びた個所が出来てきて、位置決めが

定まりにくくなります。

 

 

 

タレット及びタレットベアリング交換時には、ショットピン

(Oリング等含む)やタレットチェーンの交換もお勧めします。

 

 

 

 


 

例2 : EMのタレットベアリング

 

 

 

 

EMのタレットベアリングです。

 

無給油タイプとなり、COMAの物とは材質が違います。

茶色く錆びているわけでは有りません。

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

EMの外輪です。

 

円錐コロの当たり面に摩耗が発生しています。


 

 

 

 

 

EMの新品ベアリングです。

 

新品は艶々のピンク色。

タレットシャフトも新品交換なので、ピカピカに輝いてます。


【整備個所】

タレットベアリング、ニロスリング、タレットシャフト

ショットピン、タレットチェーンなど

 

タレットロック、芯ずれなどタレットに不具合が発生した機体でも整備すればまだまだ稼働できます。

 

不具合機や遊休機が有りましたら、ご連絡ください。