駆動部:ピニオン軸、大歯車、中間ギヤ摩耗

 

弊社工場へ搬入いただいたMシャー(メカニカルシャーリング)では、受入動作確認時にクラッチ、ブレーキの利き具合以外にも、ピニオン軸や大歯車、中間ギヤ(大型機のみ装備)などの損耗具合をチェックしています。

 

長年ご使用になられた機体の多くではこの部位の偏摩耗が見られます。

 

中には摩滅寸前の機体もあるので要チェック個所となります。

 

右の画像はオーバーホールの機体で、大歯車、ピニオン軸、クラッチ、ブレーキ、F/W(フライホイール)ベアリング含む消耗部品を交換した参考画像です。

 


 

 

 

受入動作確認時に損耗度合いに応じて不具合が見つかった場合は部品交換が必要になります。

オーバーホール時これらの部品は損耗に関係なく事前手配されているので無条件交換個所です。

 

 

 

左の画像は2020年実施のオーバーホール作業時の大歯車の新古比較です

 

2005年製造M-2560から取り外した大歯車とこれから交換組付けする新品の大歯車を並べて撮影しています。

 


 

左が約15年使用された大歯車

上死点が決まっているので回転始動時や切断荷重がかかる箇所のギヤ歯が偏摩耗します。

これはどの機体でも同じく現れる摩耗ですが使用頻度や切断荷重によって損耗度に個体差が出るようです。

 

右が新品の大歯車

 


 

 

右はこの機体のピニオン軸の摩耗画像です。

大歯車のギヤ歯が当たり摩耗した痕跡があります。

ただ大歯車の摩耗具合に対してはこちらは摩耗具合が軽微な印象です。

 

歯当たりのバックラッシュ調整が良かったのか、一度ピニオン軸を交換されているのかまだ使用出来そうな印象です。

 

この機体はオーバーホールのため、このピニオン軸も交換します。

 

 


 

 

以前、アマダOBの方にご依頼いただいた修理案件ではピニオン軸のギヤ歯がほぼ摩滅状態になっていた機体もあります。

 

左の画像はこの時のM-2060で解体取り外ししたピニオン軸です。

 

カラーやエンスイコロジクウケが付いたままのピニオン軸の画像ですが中央部のギヤ歯部分は完全に摩滅する寸前の状態でした。

※約30年ご使用の機体

 

解体前の動作確認では切断は出来ませんでしたが、ラムは稼働させていたので、よくこの状態で大歯車を回転で来たなと機械構造に感心しました。

 


 

 

 

大型機では大歯車とピニオン軸の間にもう1つギヤ(中間ギヤ)が追加された構造になります。近年、この部位が摩耗した修理案件が増加しています。

 

大型機では要チェック個所になります。

 

右は中間ギヤの摩耗参考画像です

摩滅したギヤ歯のカスがドライブカバー内に降り積もっていました。

 

 

 


 

 

 

 

上記中間ギヤの近影画像

 

ギヤ歯がペラペラに薄くなるほど摩耗しています。

個所によっては刃欠けも見られます。

 

この状態でも受入動作確認時には稼働していたので、ドライブカバーを取り外して中間ギヤを確認した際には損耗具合に驚きです。

 

 

 

 


 

 

 

 

この機体では大歯車、中間ギヤ、ピニオン軸、クラッチ、ブレーキの他

F/W(フライホイール)ベアリング、プーリー、Vベルトおよび各部消耗品を交換して修理完了。

 

右はM-4065新品部品交換時の画像です。

 

 

 

 

 

 


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