板押え消耗品交換

 

 

オーバーホール機や弊社整備機では板押さえや板押さえポンプの消耗品を交換しています。

 

板押さえでは部品の摩耗により油漏れが発生したり、パッドの欠損により、材料やテーブルに傷をつけてしまいます。

 

板押えポンプでは部品摩耗により切断時の板押さえの圧力低下やラムの稼働との連動不良が発生します。

 

これらの交換はユーザー様工場内で交換可能です。

これら不具合症状がある場合はご相談ください。

 

 


 

 

 

弊社では常時、シャーリングを整備しているのでアマダ社の既納入台数が多いMシャーなどでは板押さえASSYを順次整備してローテーションして対応しています。

 

また交換治具や機材も豊富でタイプ別に各種対応が可能です。

※一部、すでに入手困難なタイプもあります。

 

 

 

 

 


 

 

 

 

アマダ社では色々な機種が生産されてきましたので機種やサイズごとに形状や仕様が違うものが多数存在します。

 

開口部が広くブロックが付いた2段式のタイプや右の画像のように六角形の板押さえもあります。

 

右はSシャー用の板押さえASSY

 


 

 

 

左はM-632用のスプリングタイプの板押さえ

 

シャーリングのそれぞれの機能や必要圧力に応じて各機種タイプごとに対応して生産されており整備のたびによく作り込まれているなと感心します。

 

先端のパッドについても機種ごとにいろいろな種類があります。

 

 


 

長年のご使用によりテーブルにはパッド痕などの傷が付きます。

パッド痕だけであればそれほど問題はありませんが、パッドが摩耗したり欠損すると材料やテーブルにピストン先端の外周が当たることにより傷が付きはじめます。

 

右はパッドが欠落しピストン外周によってテーブルが陥没している個所

 

このような状態では材料の上下面に傷が付いてしまいます。

 

板押さえ側はパッドやピストンの交換で良好になりますがテーブルは取り外して機械加工により修復するしかありません。

 

オーバーホール機や整備機では新品当時の状況に近づけるようテーブルを取り外して機械加工を実施しています。


 

 

 

 

 

 

パッドが欠損した状態でしばらく使用された板押さえピストン部分

 

材料やテーブルへ直に干渉する事により巻き爪のように変形してパッドが挿入できなくなっているものも多く、このような部品はピストン交換や板押さえASSY交換になります。

 

 

 

 

 


 

 

同様に板押えポンプ部分も経年劣化により板押さえ圧力の低下や不能、

切断動作との連動不能になります。

 

ドライブシャフトのカムは1回転ごとに板押さえポンプのローラーフォロアを叩きローラーフォロアはその力を板押さえポンプのシリンダー先端に伝えます。この動作によりローラーフォロアが裂損したりシリンダー先端に窪みを作ったりシリンダーのOリングを摩耗させていきます。

 

適正に消耗部品を交換修理し適正に調整することで機械機能を復旧させていきます。


 

 

 

 

消耗品交換や部品修理を完了し作動油を給油した板押さえポンプASSYの様子

 

オーバーホール機の画像なので高圧ホースや油面計、カムフォロアのピンやキー、高圧ホースや潤滑給油配管、カムスイッチなども交換

 

 

 


㈱大阪プレスサービスでは、アマダ製板金機械の中古機械 買取、販売、修理、整備、仕様変更、オプション取付など様々な作業を行っています。

まずはご相談ください。